今年に入ってから知ったアーティストの
『iri』が、すこぶる良い。
最初、良い声質の男性ボーカルだなぁと
聴いていたら、まさかの女性だった。
ハスキーボイスというより、男性的な声。
意味合いは一緒なのかもしれないけど、
なんかそう表現したくなる歌声だ。
調べると大学から音楽始めたみたいで、
隠れた才能があった人なんだなと。
こういう声はバンドサウンドよりも、
こういったシンプルなトラックが良く合う。
とくにR&B色が強い今回紹介する曲だけど、
見せ場十分って感じだな。
平成後期から台頭し始めた、都会的で
アーバンライクな音の王道を行ってる曲。
その都会的にしてるのは、サビで使われてる
こもったオルガンの音だろうな。
サビ以外のバースでは、より音を削ぎ取って
iriの歌声を堪能させてくれている。
なんか繰り返しの曲構成じゃなく、バース
によって、少しずつ変化を付けてるから
飽きさせないんだな。
(ある意味カラオケ泣かせ)
男女関係なく、いちシンガーとして見ても
iriってアーティストは類い稀な存在だ。
[AL/Shade 収録]