『音楽にまつわる好きな本Week』
名前の通り、音楽をテーマにした小説や
マンガなどをレビューしていこう。
当たり前だけど、媒体が本だから音が出ない。
だから文章や絵で"音"を表現しなければいけない難しさがあるジャンルだ。
それと《ネタバレ》ってのがあるから、
その辺は留意してレビューしよう。
今回紹介するのは、『ゴリラーマン』などが
有名だったハロルド作石の『BECK』だ。
なんの取り柄もなかった主人公のコユキこと
田中幸雄が、南雄介という偏屈ギタリストと
出会い、バンドを組んでのし上がっていく
サクセスストーリーである。
実際にBECKという名義のアーティストは
存在してる(作中でも)から、海外で活動する
時はMongolian Chop Squad名義になる。
日本より海外から認知され人気になっていく
パターンは昨今のSNS全盛期と似ている。
内容はさておき、楽器の絵がものすごく
丁寧で上手いなって印象が強い。
作者は本当にロックが好きなんだろうと。
登場人物多いけど、しっかり人間模様が
描かれていて音楽以外の所でも面白かった。
実写化され見たけど、成功してたんじゃないかなって個人的には思った作品。
[BECK 1巻〜34巻]完結済