しかしオーストラリアって国は、たくさん
良いミュージシャン輩出するね。
本当に音楽的に、大好きな国。
そんなメルボルン出身のタッシュ・スルタナも
その一人なんじゃないかな。
シンガーソングライターでいて、殆どの
演奏する楽器を一人でこなす天才。
ギター・鍵盤・サックスまでやる人。
これで23才なんだな。
そういうアーティストは探せば沢山いそう
だけど、タッシュには生まれ持った歌声がある。
特にギターの音作りが素晴らしいね。
それは後半でわかる。
そして今回の曲は、鍵盤の音が良い。
かすれたような声なんだけど、ものすごく
キーが高くて伸びやかなんだ。
その塩梅が良くて、類い稀な歌声をこの曲で
一番堪能できるんじゃないかな。
叙情的な入りをして、そこから少しずつ
楽器が増えていく。
「あれ?こんな曲だったかな?」と、つい
錯覚してしまうほど。
そして最近のスタンダードになりつつある、
若干ラップっぽいってのもある。
普通と歌唱とラップの間みたいな。
そしてアウトロ的に素晴らしい中音域の
ギターが入って、曲に味付けしてくる。
今年サマーソニック出演みたいだし、
これからが楽しみなミュージシャンだ。
[AL/Flow State 収録]