昭和の歌謡曲や演歌など、一曲ヒットあれば
ずっと食って行けるって時代はあった。
それらの歌に共通するものがあるとしたら、
『楽曲にチカラがある』ってトコだと思う。
人々に愛される理由はそこにある。
そして、古き良きヒット曲にも共通する
『歌のチカラ』と『現代POPS』の良さを
併せ持つのが中島美嘉のこの曲じゃないかな。
この曲の前からスター街道まっしぐらな
中島美嘉だったけど、これは別次元で
凄く雰囲気持った一曲だ。
何より歌唱力で地位を築いていった歌手
だからこそ、この曲が歌えたんじゃないかな。
実際2003年リリースながら、16年経った
今でも冬の定番曲だし、愛されている。
そこに使い古されたPOPSのカケラもなく、
しっかりと愛されている一曲。
その証明に、この曲をテーマにした映画も2019年に公開されるほどだ。
自分は特に、歌の入り方が大好きな部分。
とにかく繊細に入ろうと意図していて、
しっかりサビに一番のハイライトを持ってきている。
Bメロからサビへの流れが秀逸なんだ。
いろんなアーティストがカバーしてるけど、
やっぱこの曲は中島美嘉だけのものだ。
実際もう幾度となく歌っているにも関わらず、
この曲を歌う時はいつも緊張するらしい。
それだけ類い稀なオーラのある一曲。
[Sg/雪の華 収録]