12月と、年明けの1月。
どっちも《冬》なんだけど、同じ季節とは
思えない程に、合う音楽が違っていると思う。
12月は、幻想的な冬の曲が合う。
1月は、とにかく明るい曲が合う。
この二面性がある季節は冬だけだ。
自分が知りうる明るい曲って何だろうって
考えた時、真っ先に思い浮かんだ曲。
HALFBYこと高橋考博の1st AL冒頭の一曲。
このCDリリース当時は、まだレコード屋の
店員だったと記憶している。
鐘の音で始まるこの曲は、結婚式とかの
BGMに最適なんじゃないかな。
そして、急に急にカウントアップが始まり、
そこからブレイクビーツ&サンプリングの魔術師、HALFBYワールドが始まる。
いろんな楽器やハスキーボイスの女性の声で
ごった煮状態になるんだけれど、イントロ
からの鐘の音をピンポイントで入れる事に
よって、曲にポジティブなアクセントを
付けている。
この音があるからこそ表現できる多幸感。
そしてこれから始まるって感じさせる
高揚感を演出している。
個人的にこの後リリースされたメジャー
デビューアルバムこそ名盤だと思ってるけど、
こっちのCDもやっぱ好きだな〜〜
[AL/green hours 収録]