名曲『American Boy』をレビューした時
にも言ったが、今回リリースしたアルバムは
彼女の生まれとルーツミュージックとなっている《カリビアン》を一貫してテーマにした作品で、ものすごく楽しみだった。
そしてアルバム名が『Lovers Rock』
すごく良かった。
男性ボーカリストとのフューチャリング
が多く、内容も充実している。
そのリード曲が、今回紹介する一曲。
Luke Jamesというシンガーを迎えて、
まさにカリビアンなテイストに仕上がっている。
とは言え、これはエステルの作品。
一筋縄じゃいかない。
交互にパートを取り、アクセント付けるトコではしっかりハモる。
そしてエステルの真骨頂といえる、歌唱から自然な流れで入るラップパート。
この歌とラップの境界線をあやふやにする
手法は、最近のトレンドになりつつあるね。
エステルが先駆者なのかはわからないけど、スキルが無いと出来ないと思うから、
やっぱエステルは凄いね。
勝手に思う『Lovers』と名の付く音楽は、
BGM的に流して聴くとすごく良いと思ってるけど、このエステルのアルバムは曲がしっかり主張してくるから、聴き応えあるね。
[AL/Lovers Rock 収録]