甲本ヒロトの作る歌は、全てそれに当てはまると本気で思う。
ハイロウズのベストアルバムを買って聴いた時に一番衝撃的だった一曲。
それが今回紹介する『14才』
人生の節目って18才だったり20才だったりする。
けど、中学生となる一番多感な時期かもしれない14才を甲本ヒロトは歌っている。
自分の不運は、この曲をハタチ過ぎて知ったってことだ。
まだリリースされてなかったけど、この曲をもし自分がリアルに14才で知り得ていたら、人生違ったかもしれない。
サビの『リアルよりリアリティ』って
表現が、なんか14才を上手く形容している気がした。
この一文だけで甲本ヒロトはスゲーなと。
そして、この曲の本質を理解したいと思ったら、小説《カモメのジョナサン》を読んでから、もう一回この曲を聴いてみてほしい。
この一連の経験を14才の時にした人は、
きっと優しい大人になれるよ。
最後に自分が一番好きな、曲終わりの歌詞を紹介したいと思う。
あの日の僕のレコードプレーヤーは
少しだけいばって こう言ったんだ
いつでもどんな時でも スイッチを入れろよ
そん時は必ずおまえ 十四才にしてやるぜ
[AL/FLASH 収録]