確立された小室サウンド後期の名盤といえば
このkiss Destinationのアルバムだろう。
R&Bに特化し、大々的に宣伝するのではなく、最初はアンダーなインディーズでデビューし、メジャーで活躍したアーティスト。
小室哲哉がいる時点でメジャーデビューまで
既定路線かもしれないけど、面白い試みだった。
全て手に入れた小室哲哉がやりたかった音楽
と言えるんじゃないかな。
引退報道を受けて、再度買い直そうと思ったけど、一つこのアルバムには欠点があった。
録音レベル(音量)が低く、音がイマイチって印象だった。
そんな事を思い出しつつAmazon見たら、
Blu-spec CDとしてリイシューされてた!
しかも廉価版で‼︎
要は、音質が良くなり安くなったのだ。
速攻で買ったよね。
今回紹介する曲は、落ち着いたメロディながら、サビで『カノン』をマッシュアップしている。
曲の中に、別の楽曲をまんま取り入れる
マッシュアップという手法は、使い古された感あるけど、この曲がリリースされた1999年はタイムリーだったのかもね。
ボーカル吉田麻美の、ハイトーンとは真逆な
低音重視な歌声でも、カノンが入る事で一気に多幸感が増す。
小室哲哉の狙いはそれだろな。
カノンに耳が行きがちだけど、ものすごく
メロディーが綺麗で好きな歌。
[AL/GRAVITY 収録]