『最後のGS(グループサウンズ)』と自称する
仙台出身のザ・キャプテンズ。
見た目からいくと、色モノバンドだけど、
彼らの音楽は、本モノだと思っている。
仙台市ゴミ減量キャンペーンソング
「ワケルくんのテーマ」といえば、宮城県民はみんな知ってる…らしい。
(自分もそのシングル買った)
ボーカル傷彦の徹底したキザっぷりに注目しがちだけど、バンドメンバーのスキルは相当な
モンがあると思う。
今はメンバーいろいろ変わってしまったけど、このアルバムがリリースされた2004年あたりの布陣が一番好きだった。
当時、地元タワーレコードにふと行った時に、たまたまキャプテンズのベーシストが、
目立つジャケットの衣装のまま店内にいて、
「ファンなんです!握手してください」
「いいですよ、ファンだなんて嬉しいなぁ。
是非ライブ来て下さいね」
「行きます。郡山は予定ありますか?」
「今日ですよ」
「今日⁈じゃあ必ず行きます!」
「好きな曲あります?」
「恋するマタドールです」
「じゃあ出来たら今日演るね!」
当日しっかり恋するマタドール演奏してくれたキャプテンズ。
よって思い出深い一曲なんだな。
マタドール=闘牛士になりきって傷彦が薔薇を加えて颯爽と歌う。
そんなフラメンコの要素を取り入れたロックナンバー。
サビは演奏と「オーレイ‼︎」のかけ声のみ。
そこにすごく惹かれた。
ギターの音もすごく良い。
マスタリングの妙かな。
この曲はベースソロで終わる。
特筆すべき肝はそこにあると思う。
すごく歪んだウネるようなベースで、
闘牛を表現している。
それをかわすマタドール傷彦も想像できる。
そんなアウトロが本当にカッコいい。
iTunes試聴じゃそこまで聴けないから、
是非CDでチェックしてほしいな。
[AL/新世界 収録]