そう思って一番に浮かんだのが、この名曲。
森進一の「おふくろさん」と双璧をなす、
1974年発表の代表曲。
当初はB面扱いの曲だったらしい。
あまり知られていないのかもしれないけど、
作曲者はフォーク界の重鎮、吉田拓郎だ。
よって曲調はフォークテイストの歌謡曲
なんどけど、森進一の歌い方自体は音源では
演歌チックだ。
もう完成された曲であるけど、どこか違和感も感じられたりもする。
そして気付いた事がある。サビの冒頭。
♪襟裳の〜春は〜〜
…あれ⁈春の歌だったわ。
冬に聴きたい歌ってイメージで浮かんだ一曲
だったけど、季節を勘違いしていた。
どうしてかと考えると、やはり紅白歌合戦が
影響しているのかも。
自分、大晦日は『ガキの使い』よりも、
紅白歌合戦見る派なんで、その思い入れが強いのかなぁ。
森進一本人は2015年の紅白歌合戦を契機に
同番組の出演を引退した。
ちなみに最後は「おふくろさん」だった。
実はヒットした当時、襟裳は何もない春という歌詞に、現地のえりも町の方々はクレームをつけたらしいけど、現在は知名度UPに貢献したとして記念碑もあるみたいだ。
サビの「襟裳の〜」と「遠慮は〜」で、
地味に韻を踏んでいる。
意図してかはワカランけど…
やっぱ自分にとって冬に聴きたい一曲だ。
[e.p/襟裳岬 収録]