斉藤由貴が女優で活躍しようが、W不倫で世間を賑わせようが、自分には全くの小事である。
そんなことより自分にとって大事な事実は、
『斉藤由貴の"卒業"こそ、卒業ソングNo.1』
ってことだ。
(次点で、AKB48の"桜の栞"かな)
叙情的な歌詞が、たまらないんだな。
「卒業式だから、みんなで思い出に浸ろうゼ‼︎」
みたいな歌詞ではなく、
「冷たいと思われても、涙はもっと大事な時にとっておきたいの」
卒業というテーマにそんな醒めた内容を、
ぶっこんでいる。
そんな稀代の卒業ソングは、いろんなアーティストでカバーされている。
二階堂和美も、その一人である。
以前の星野源やSAKEROCK、YOUR SONG IS GOOD、イルリメらが所属する「カクバリズム」にて、二階堂和美を知った。
経歴が、シンガーソングライターから何故か
僧侶というまで謎の幅広さ。
ジブリ映画「かぐや姫の物語」主題歌を担当し、広く知られるようになった。
その前に日産マーチのCM曲"ハミングスイッチ"をやっていて、その曲がすごく好きでCD買って、この"卒業"のカバーを知った。
基本アコースティックギターと、歌とコーラスだけのシンプルな構成。
けど、このアレンジが二階堂和美の歌の上手さを一番堪能できる形だろう。
息づかいまで聞こえてくる。
しっとりと力強く歌いあげる様から、卒業の哀しみが見えたりする。
ちなみに、サビ前の「あぁ」は斉藤由貴の
レコーディング時のアドリブが、そのまま採用されたらしい。
[mini AL/ハミングスイッチ 収録]
原曲 -斉藤由貴-