自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

水色/BLANKEY JET CITY


ロックバンドは昔の方がカッコよかった。

なんて思わないけど、近寄りがたいロックバンドってのは、確実に減ったと思う。

それはブランキーだったりthee michelle gun elephantったり。

今回は、そのブランキージェットシティからの一曲を語りたい。

この曲は、ブランキーのベスト盤に収録されているが、元々は浅井健一がやってた別バンドSHARBETの『水』って曲をブランキーとしてアレンジした楽曲。

水

  • SHERBET
  • ポップ
  • ¥250
よって、浅井健一からしたらこの曲はセルフカバーとなる。

原曲は鍵盤やストリングスを柱にした演奏だけど、こっちだとバンドサウンドに特化してるからか、よりノスタルジックになっている。
個人的にはブランキーverの方から入ったからか、しっくりくるかな。

この曲で好きな歌詞がある。

Ah とまどいながら
話す言葉は 何よりもきれいさ

好きな人に想いを伝えるというのを、生きる理由としている。
なんかその捉え方が好きなんだな。

そしてこの一文に『水色』という曲名にした意味が集約されている。

思い出は 雪だから
透きとおった水へ 帰っていくだけ

こんな文学的な歌詞を、浅井健一の少年のような声で歌われたら、たまらない…

バラードこそ、そのバンドの懐が見える。

[AL/国境線上の蟻 収録]