本日発売されたミニスーパーファミコン。
自分はモロにスーファミ世代だから、もちろん買った。
それに収録されているFFⅥに「アリア」という曲がある。
単なるゲームミュージックと片付けてはいけない名曲だし、名場面だ。
それはオペラの曲で、スーファミでここまで表現できるのかと小学生当時に驚愕した。
今見ても素晴らしいシーンである。
そこに英訳詞をつけて、自分達のテイストにカバーしたのがThe Reign of Kindoというバンドだ。
FINAL FANTASY TRIBUTE-THANKS-というコンピCDがあるんだけど、それの初回盤に、タワーレコードとヴィレッジバンガードのみ「RARE SQ」というCDが特典で付いた。
10曲くらい収録されていて、それ単体でも売れるような内容だった。
それで知ったこの曲が、本当に良かった。
初めて聴くバンドで、調べるとNY在住のピアノジャズバンドらしい。
カバーする時に大事なのは、原曲に愛はあるのか?
この曲のアレンジには愛が溢れている。
ミュージカルの主人公のような哀愁のある男性ボーカル。
そこに対する演奏にストーリーを感じる。
適材適所での楽器の使い分けが素晴らしい。
その場面で必要な音を表現し、必要なくなれば消えていく。
例えば、どこか幻想的な雰囲気の冒頭ではコントラバスを使い、ダークさを表現して、突き抜けてきた所ではピアノとアコースティックギターを前面に出してくる。
最後のアウトロでは、中音域を強くしたエレキギターが曲を締めてくれる。
その音とフレーズに、この曲とファイナルファンタジーに対するリスペクトを感じた。
本当にこの曲が好きなんだなぁ。
オークションくらいでしか、もうこのCDを入手できない。
ちなみに下記YOUTUBEのサムネイルは間違っていて、表示される「Cafe SQ」にこの曲は収録されていない。
[V.A/RARE SQ 収録]
原曲-FFⅥ アリア-
The Reign of Kindo ver.