解散していたり、活動休止中だったりするアーティストのトリビュート盤より、現役活動中アーティストのトリビュート盤の方が、愛を感じるんだな。
そんな現役バリバリの矢沢永吉の楽曲を、いろんなバンドがカバーするという企画のアルバムからの一曲。
ハイロウズや奥田民生など錚々たるメンバーの中で、初めて見るバンド名があった。
それが【P.M.9ers】で、夢のバンドだった。
Hi-STANDARDのKENサン/恒サンに、ボーカル&ベースとしてLOW-IQ 01が加わったスリーピースバンド。
この一曲のためだけに結成された。
そこにあるのはYAZAWA愛のみ!!
長嶋監督の名言を借りるなら、
正に『夢のドリームチーム』だね。
このCDがリリースされた2001年といえば、ハイスタ活動休止に憔悴していた時期だっただけに、本当に嬉しかったのを覚えてる。
曲自体は知らなくて、矢沢永吉の曲では珍しいのかなぁ全英語詞だった。
言わば即席バンドなんだけど、この3人のスキルが重なるととんでもないグルーブが生まれていた。
特に巧みな二人を引っ張る、恒サンのドラムは圧巻だ。
KENサンのコーラスもこの曲に不可欠になっていて、ギターのリフは圧巻だ。
LOW IQのボーカルもさることながら、ベーシストとして間奏でのチョッパー弾きは圧巻だ。
この3人の音がもう、圧巻なんだ。
一度だけCDリリースライブで披露されたらしく、そこにいた人はラッキーだったと思う。
[V.A/JOYRIDE 収録]
原曲-矢沢永吉-
P.M.9ers ver.