今回から土曜日までの6日間、
『愛すべきカバー曲週間』と銘打って、個人的に好きなカバー曲を勝手にレビューします。
原曲も載せるので、聞き比べてみて下さい。
前にも言ったけど、自分はカバー曲には大きく分けて二種類あると思っていて、商業的に感じるカバーと、リスペクトを感じるカバーがあると思っている。
前者には、何も感じない。
後者からは、愛を感じる。
モチロン、自分が好きなのは後者である。
手嶌葵は映画の楽曲カバーCD買ってから好きになったアーティストで、歌は抜群に上手いが、深く聴かせるタイプだからか、ファンには届くが一般ウケはしないだろなという印象だった。
月9主題歌に抜擢された時は、そこから飛躍するかと思ったんだけどね。
この曲は、邦題”手をとりあって”というQUEENの楽曲だ。
親日家であったボーカルのフレディー・マーキュリーが、英語で作ったこの曲の歌詞の一部を、翻訳家に日本語にしてもらった一曲。
なので、サビの部分を英語で歌い、次に来た2回目のサビを歌詞をそのまま直訳した日本語で歌っている。
1976年当時、QUEENが特に日本で評価されていた事が本当に嬉しかったらしいね。
数々のアーティストにカバーされている曲ではあるが、何かのCMで起用されていたこの手嶌葵のカバーを聴いて鳥肌が立った。
抑えながらも、力強く歌うという一見矛盾してるような歌唱力にも脱帽した。
最後、子供達のコーラスと一緒になる所は本当に感動して、そこでまた鳥肌。
当時はCD販売はされていなくて、普段はやらないダウンロード版を購入したほど。
その後にリリースされたBest盤には収録されたから、是非そちらでチェックしてほしい。
[AL/Aoi Works〜best collection 2011-2016〜 収録]