14年振りにMONDO GROSSOが新譜を出す。
しかも女性ボーカルをフューチャーした上での日本語詞。
これは楽しみだと色めき立った2017年。
やはりトラックメイカーとして好きな大沢伸一が、今の時代どういったアルバムを作るのか、すごく興味あった。
そのアルバムのリリースより前に発表された、このリード曲。
音源より先にYOUTUBEでMVを見たんだけど、正直ヤラれたね。
2017年今現在で、今年一番印象に残ったMVだったかも。
ボーカルを務める、満島ひかりが良い。
どこか寂しげな抑えた歌い方もさることながら、醸し出す妖艶な雰囲気が伝わってくる。
そこに残る、どこか少女っぽさもある。
トラックはフレンチHOUSEっぽい仕上がりで、最初リズムをあえて芯を外してるような感覚がした。
コード進行、メロディー共に同じフレーズをループさせる手法な曲だけに、トラックのアレンジにすごく凝っていて、全く単調になってないのは流石だ。
MVでは香港の街中ロケなんだけど、曲の雰囲気とはかけ離れたような、雑多とした街並みなんだけど、それがすごく曲とマッチして見える。
これも偏に、満島ひかりの魅力なのだろう。
アルバムリリース後に、MONDO GROSSOとしてミュージックステーションに出演した時も良かった。
大沢伸一がベースを弾いて、隣の満島ひかりが歌唱部分で全く動かずに歌い上げていたのが凄くカッコ良く見えた。
今年のFUJI ROCKでも生歌披露したみたいで、本当に行った人は羨ましかった。
[AL/何度でも新しく生まれる 収録]