アメリカはノースカロライナ州出身の三人組バンド。
一般的にバンドといえば、ドラム・ベース・ギターとそこにボーカルだけど、ベンフォールズファイブは、ドラム・ベース・ピアノ&ボーカルの編成。
つまり、ギターレスバンドである。
歪んだギターでジャカジャカ鳴らすのが今よりも主流だったといえる95年では珍しい形態だったと言える。
そのバンドの1stアルバム。
一応2nd以降も聴いたけど、この1stが自分はダントツで一番好きだな。
バンドにおけるギターの役割って、やはり「攻め」の部分を担っていると思う。
それが無いからといって、決してクラシカルなだけではないのが、このバンドの魅力だ。
(そういう曲も一応あるけど)
とにかくギターがガンガン攻めてくる。
それにドラム・ベースのリズム隊が引っ張られている気さえする。
普通は逆なのに。
特にこの曲は顕著で、ピアノのハネ具合がたまらない。
もちろんメロディーも秀逸ながら、やはり一番惹かれるのは、
”スポーツとワインさえあれば 生きていける”
って曲のスタンスである。
自分は現在スポーツもやってないし、ワインも基本飲まない。
でも、そんな生き方になんか憧れる。
健康的な運動と、不健康なアルコール…相対するモノなのに。
それを疾走感ヨロシク歌うこのバンドが大好きだ。
[AL/BEN FOLDS FIVE 収録]