宮城県石巻市で7/22〜9/10までと、長いスパンで開催されているReborn-Art Festival 2017という街をあげての一大イベント。
「51日間、毎日どこかで音楽が鳴っているプログラム」と表して、石巻市街地を中心に、いろんなアートを展示したり、ミュージシャンが音楽を鳴らしたりして、街全体がイベント会場になっている。
発起人は音楽プロデューサー小林武史。
詳細はコチラ↓↓
http://www.reborn-art-fes.jp/events/music_everyday/
自分はこのイベントを先週知り、調べていたら、9月5日のライブイベントのアーティストを思わず二度見した。
”YEN TOWN BAND/Lily Chou-Chou”
えっ!!リリィシュシュやんのッ⁈
東京近郊でのライブなら、間違いなくチケット取れないであろう組み合わせ。
てな訳で、行ってきました‼︎日帰り石巻。
今回は、楽曲レビューではなくLily Chou-Chouライブレポを書きます。
海を一部埋め立てられたような所にある、中瀬公園内に併設されたテントでのライブ。
テントだからリハの音漏れが、もう普通のライブくらいに聞こえてくる。自分は本番で堪能したいから、イヤホンで他の音楽聴いていた。
キャパはスタンディングで500人くらいかな。
チケット整理番号が一ケタだったから、最前列ど真中。
そして大挙する大勢のCharaファン。
バンドセットの中心に、白いイスが一つ。
そこに青く照明がかかり、始まる前からリリィシュシュの世界観を醸し出している。
それと、ギターのエフェクター(いろんなギター音を出す装置)の数に驚いた。これ全部把握できんのかな?
そして始まったLily Chou-Chouのライブ。
セットリストは計8曲。
『回復する傷』
『アラベスク』
『エロティック』
『飛べない翼』
『飽和』
『My Memory』(未発表曲)
『エーテル』
『グライド』
小林武史の落ち着いたシンセと、歌詞のないハミングだけの回復する傷で始まった。
2mも離れてない距離で観ていたのもあってか、ボーカルSalyuの圧倒的な声量に思わずたじろいだ。
座って歌ってるのに、こんなに声出るのか。
アラベスクでは、ギターをバイオリンの弓で弾くという手法を始めて見た。
エロティックでは、Salyuの挑発するような表情で歌う姿が一番リリィシュシュっぽかった。
飛べない翼は、その日一番のアクトだった。
曲を良さがライブになると数段にも増して表現されていた。
飽和・My Memoryは、打ち込みを入れて、この二曲だけSalyuは立って歌うスタイル。
飽和はCDと全然違う4つ打ちアレンジで、少し違和感あったかなぁ。
エーテルと最後のグライドは、正にリリィシュシュの世界観が凝縮した内容。
ライブ中は写真のような笑顔はなく、一度もMC無しで圧巻の50分間。
終始鳥肌立ちっぱなしで、リリィシュシュの世界に浸れた。
ギター名越由貴夫、シンセ小林武史共に、類い稀なミュージシャンだった。
そしてボーカルSalyuの独特な高音の出し方は天性のモノだった。あんなに声出して、途中500mlペットボトルの水2cm飲んだくらい。
驚異のボーカリスト。
そしてYEN TOWN BANDのCharaは、正にCharaだった。
オーラがCharaだった。
佇まいがCharaだった。
ピンクの髪が似合ってた。
《おまけ》
石巻駅前で、全く期待しないで入った小汚い中華料理屋。
期待しなかった以上にマズかった…
ごちそうさまでした。