90年から2000年初頭にかけて、日本のロックシーンを牽引したミッシェルガンエレファント。
ミッシェル解散以降、堂々と「俺たちは世界一のライブバンドです」と公言するバンドを自分は知らない。
チバユウスケが言う「I Love You」は世界一カッコいいんだな。
正直言うと、自分はミッシェルと人気を二分していたBLANKEY JET CITYの方が好きだった。どこか少年っぽさを感じる、浅井健一の声が良くて。
そんな折、ふとSPACE SHOWER TVを流して見ていて、このミッシェルの”ドロップ”のライブ映像が映し出された。
一瞬で虜になった。
こんなにもカッコ良かったのか!!
今の何て曲だ?!
そこからCD買うのは早かった。
ミッシェル5thAL最後を飾る曲。
CDよりライブの方が数倍もカッコ良いのは言わずもがな。
だって世界一のライブバンドだもの。
譜面を見ると、本当にシンプルなのがわかるギターとベース。
ギターソロの最初なんて4弦一本だし。
でも自分が同じく弾いても、あの雰囲気は出ないけど。
自分はこの曲のメインはドラムだと思っている。
一つ一つしっかり音を出して、曲の重厚さを表現している。
特に後半は圧巻で、ボーカルのチバユウスケの「ドロップ〜の〜〜‼︎」連呼に負けないドラミング。
ボーカルさえ喰ってしまう勢いがある。
あの映像を見た時の感覚があるから、音楽が好きでいられるね。
そして解散ライブ一曲目が、この曲だった。
誰もが予想できなかっただろう。
今より昔のロックの方が良かったとか全く思わないけど、ミッシェルやブランキーのような近寄りがたい雰囲気があるロックバンドは減ったなぁとは思う。
[AL/CASANOVA SNAKE 収録]