自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

キミとボク/櫛引彩香トリオ


本当に歌声が好きな青森出身のシンガーソングライター、ビッキーこと櫛引彩香
もっと知ってほしい歌手の内の一人だ。

松田”CHABE”岳二(Cubismo Grafico)&古川太一(KONCOS)二人を迎え、三人編成だから櫛引彩香トリオ。
この二人は自分が思う限り、本当のミュージシャンだ。やはり共通点は、どちらもいろんな音楽を探求してるDJだということ。CHABEサンは映画「WATER BOYS」の音楽監修していて、アカデミー賞を獲得している。古川太一サンは、ヒップホップ・ブラックミュージックで培った音楽を礎としたドラマーで、郡山出身でもある。双方いろんな楽器をやるというのも共通している。

今のトコ、この名義では唯一のアルバム。カバー&櫛引彩香のセルフカバー集。昼と夜をテーマにしていて、この曲は正に昼の部分を担っている。

カバーアルバムという事は知りながら、この曲を聴いて良いなと思ったんだけど、知らない曲だったから「誰の曲のカバーなんだろう?」と思い、調べてみたら、まさかの鈴木蘭々だった。歌手活動やってたのは知ってたけど、こんな良い曲も歌ってたんだね。ちなみに、作曲はEPOみたいだ。イイ仕事するね。
もしかしたら20代くらいになると、鈴木蘭々自体知らない人もいるのかな。

基本、ワルツのような三拍子の曲が好きで、ついリズムをとってしまう。
歌は歌詞のないサビが伸びやか、演奏面ではマリンバが印象的で、心地良く耳に入ってくる。とにかく爽やか‼︎

カバー曲というのは世の中にたくさんあるけど、自分は大きく分けて2種類あると思っている。
本当に原曲が好きでリスペクトを感じるカバーと、商業的に感じてしまうカバーだ。
間違いなくこの曲は前者で、すごく愛を感じた。

[AL/DAY&MIDNIGHT 収録]
(原曲)

(櫛引彩香トリオ)