自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

ぽあだむ/銀杏BOYZ


クラスの休み時間に、一人ヘッドホンでRAMONES聴いてるようなパンク少年が、まさか今や朝の連ドラに出演しちゃうんだから驚きだ。

その峯田和伸という人間には、オーラがある。なんか屈折してるけど素敵なオーラが。

オリジナルメンバーでは最後になったアルバムの中のリード曲。
レコーディング終了からCDリリースまでの間に、峯田和伸以外のメンバーが脱退するという危機もあったみたいで、普通なら驚くけど、銀杏BOYZならありえる話だなと思った。
サポートメンバーを加えつつも、峯田一人で銀杏BOYZは続けていくらしい。
そんな中、武道館ライブも決まっている。

アルバム全編「ノイズミュージック」というコンセプトのため、GOING STEADYからの流れのような作品ではない。
一般ウケしないアルバムかな。
その中でも、この曲は一番POPだろう。

とにかくシンプルに曲がいい。
メロディーが立つ中でも、歌詞はドロっとしてる。正に峯田節だね。
♫英雄なんかいないって、重々承知してんだ〜〜のトコなんて、どこかミスチルっぽくもある。
シンセが特徴的で、POPさを際立たせているね。

2000年前後「青春パンク」みたいなバンドが取りただされ、それらの多くが淘汰されていったが、峯田和伸は紆余曲折しながらも、しっかり活動している。
なんだかんだで、類い稀な才能があるのだろう。

MVでは、女の子1,200人のキス顔を集めただけの内容で、単純に峯田が見たかったのだろう。冒頭と最後に出る女の子が長澤まさみに似てるなぁと思ったら、本人だった。
余計なお世話で、ギャラを心配した。

[AL/光のなかに立っていてね 収録]