「世界で一番好きな曲は何？」
そう訊かれて、好きな曲を即答できる人は、なかなかいない。
けど、自分は迷うことなく、この曲です。
Nujabesという日本人のトラックメイカーが手掛けるLuv(sic)という曲のシリーズ第4弾で、残念ながら2010年に不慮の事故でNujabesこと瀬場 潤氏が亡くなってしまった後に発表された曲。
後に、Nujabesの盟友達が残ってた音源などから、第6弾(Pt.6)まで発表されていて、全シリーズのラップを海外を拠点に活動してる日本人MCのShing02が担当している。
Nujabesが手掛けるトラックには、日本人独特の”哀愁”がある。特に海外で人気なのは、そこじゃないかと思う。
実際Nujabesの悲報から、世界各地で彼の追悼イベントが開催された。自分も国内での追悼イベント行って、外国人の多さにビックリしたほど。
特にこの曲のイントロでのピアノの旋律が”哀愁”を表現しているんじゃないかな。
リリックは全て英語詞だけど、日本の１月から12月までの情緒や風景みたいなのを上手く表している。トラックやライム、音の響き全てが優しいんだな。
プロテニスプレイヤー錦織圭が、試合前に聴く一曲として取り上げられ、フューチャーされたけど、もっともっと知ってほしい一曲。
完売したレコード盤が、少量だけ再販しているのを本当に偶然見つけてオフィシャルで買えたのは奇跡だった。
[Luv(sic)Pt.4/LP収録]
