自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

Book of Days/Enya

f:id:curva-nord:20210407100542j:plain
最近CMで見てムショーにエンヤが
聴きたくなってベスト盤購入。
それが最高に良かった。

少し回顧録を。

エンヤを知ったのは高校生の頃。
それはエンヤとは縁遠いプロレス番組。

1998年の長州力引退の東京ドーム大会。
(後に復帰したのは、プロレスラーの常)

その引退試合前の、過去を振り返る
プロフィールVTR流れた時のBGMが
今回の曲だったんだ。

別に長州力のファンでもなかった自分は
映像よりも音楽に釘付けになった。
「なんて綺麗な音楽なんだ…」
当時すぐに収録されてるCD買ったね。

とにかく多重録音が特徴で、断片だけで
エンヤの曲はわかる。

人前でライブやらないから、余計に
神秘的に映るのかもね。

その多重録音での歌声が讃美歌のように
優しくも儚い。
そして、特にこの歌に思うのはメロディ
の良さと演奏の構成ね。

迫り来るような低音と、その上にいる
エンヤの負けない意思がこもった歌。
それらが徐々に調和していく。

力強さが増していき、サビの最後では
大団円を迎える。

この構成たるや、エンヤにしか表現
できないっしょ。

どうしても、この曲聴くと長州力
チラつくのは否めない(俺だけ)けど、
素晴らしい曲だと思う。
そして最高のベストアルバム!!

[AL/THE VERY BEST OF enya 収録]

心をギュっと抱きしめて/渡鬼オヤジバンド

f:id:curva-nord:20210406140749j:plain
脚本家・橋田壽賀子が亡くなった。
享年95才。

大往生かもしれないが【渡鬼フリーク】を自負する俺にとっては、渡る世間は鬼ばかりの続編やらないんだなって思うと
残念でならない。

音楽面で語るには、やっぱ有名な
オープニング曲だろうけど、それは
レビューしたから、別の音楽面での
紹介としよう。
Ⓓ渡る世間は鬼ばかり テーマ曲 - 自己満的音楽生活ノススメ
それは劇中で結成された『おやじバンド』
角野卓造:Guitar,Vocal
佐藤B作:Guitar,Bass
村田雄浩:keyboard
山本コウタロー:Guitar
井之上隆志さん:percussion

この中でリアルにミュージシャンなのが
山本コウタローである。(作詞/作曲)

正に一言で表すなら「青春挽歌」

中年の男達が、仲間とバンドに熱中する
姿ってのは、良いなと思うし当人達も
役柄を超えて心底楽しんでいるように
思たんだ。

自虐的なネタが満載なんだけど、
それでも前向きでポジティブさがあるから、楽しく聴けてしまう。
角野卓造の、しっかりした声も良き。

後期では役中で歌の上手い素人として
天童よしみがボーカルになった。
その流れも謙虚で滑稽なんだな〜〜

本当に憧れるオヤジバンドだ。

[Sg/心をギュっと抱きしめて 収録]

心をギュッと抱きしめて

心をギュッと抱きしめて

天童よしみ ボーカル ver.

Aurora Tour/NiNa

f:id:curva-nord:20210405102816j:plain
90年代の終わり頃に結成されたバンド
『NiNa』を知って、当時は最先端の感じながら、どこか古き良き要素あって
大好きだったんだ。

改めて聴くと、やっぱ良い印象プラス
洋楽とYUKIのキャッチーさが共存した
バンドなんだなと思った。

B-52'sのケイト・ピアソンというアメリカのニューウェーブバンドのボーカルと
JUDY AND MARYを活動休止してた
YUKIツインボーカル

今回紹介する曲はシングルでもリリース
されていて、とにかくワクワクする
冒険感があって好きなんだ。

最初2人がが英語で歌って、YUKI
高らかに、ケイトは引き立てるが如く
丁寧に低いトコで歌う。
サビ終わりの音程が良い意味での
不安定さがあって、そこがツボだ。
冒頭から、最高のバランスを見せる。

そこからはケイトが伸びやかに歌い、
YUKIはポップセンス満開に日本語で
歌いあげる。
とにかく楽しそうなんだな。

そして気付くとケイトも日本語で歌う。
きっと意味どうこうじゃなくて、
日本語の響きに重きを置いてるのかな。

アルバム1枚できっぱり止める潔さ。
ダラダラやらないのも良いね。

[AL/NiNa 収録]

I Like It/KONCOS

f:id:curva-nord:20210402100903j:plain
昨日説明したKONCOSの4thアルバム

その時点で、まだ通して聴いてなかった
けど、改めて聴いたからレビューしよう。

Outroの前に収録されている、言わば
最後の歌が良かったんだ。

なんかKONCOSらしい、同じ言葉を
繰り返し使う手法と、ある意味で珍しい
美メロを出す手法がマッチした一曲。

ボーカル佐藤 寛はギターを投げて、
歌だけになっている。
(途中でギターも少し入るけど)

「どこか」「どこか」など同じ言葉は
各所にあるけど、やっぱ美メロを強調
する部分である、
♪愛することを 決めました。
やっぱ、この歌の肝はココだろな。
ボーカル佐藤 寛がタメてから歌うから、
余計に想いが入っているように聴こえる。

演奏は鍵盤とストリングの調和がある。
とくにKONCOSの音楽はストリングと
相性が良いと思う。

そして最後の展開でギター入れて厚みを
出して、それからオーディエンスを意識
したような♪I Like Itの連呼。

KONCOSらしい歌だな〜〜

今後、買えなくなるCDだろうね。

[AL/Music is Love 収録]

Music is Love(Album)/KONCOS

f:id:curva-nord:20210401151037j:plain
コンコスの4thアルバムがリリースされたんだけど、今回は単曲ではなくアルバムとしてのレビューをしたい。

しかも、まだこのCD聴いてない状態。

曲のレビューは聴いてからやるとして、
このCDの素晴らしさを語りたい。

ジャケットデザインの油絵が、すべて
メンバー古川太一の手書きなんだ。
だから絵の具の凹凸があったりして、
世界に一つだけ感が最高なんだ。
途方もない手間と熱意がある。
f:id:curva-nord:20210401151649j:plain
サブスクと共存しつつも、こういった
フィジカルな面にも光をちゃんと当てて
物としての付加価値を付けている。

やっぱ音源はCD派の自分としては、
それが肯定されているみたいで嬉しい。
飾っておきたいくらいに愛おしい。

Amazonなど一般流通しておらず、
基本初回出荷のみの作品ではある。
(完売して、追加もあったみたいだけど)

やっぱSPACE SHOWER TVレーベルは
良いアーティスト沢山いるな。

ちゃんとCD聴いて、内容をレビュー
しよう!!
それは、また明日で!

青春フォトグラフ/Little Glee Monster

f:id:curva-nord:20210330110239j:plain
春ソング特集みたいなやつをテレビで
たまたま見てて、気になった一曲。

それがLittle Glee Monsterの歌。
レビューするのは初めてかな。

とにかく歌の上手い女子5人組って
イメージだった。

そして、この曲を流して聴いてても正直
「女子ウケしそうだな」くらいにしか
思わなかった。

けど、ある一節聴いてグワッと鳥肌が
立ったんだ。
そこをフューチャーしたい。

その前に、イントロからハネる感じの
ピアノがあって、青春をしんみりとじゃなく前向きに振り返るんだな、ってのが
まずわかる編曲。

サビになって、ポーズしやすいフレーズ
を繰り返し使って楽しさを演出してる。

そして、サビ途中で出てくる一節。
♪笑いすぎて 涙が出てきただけ
ここを歌ってるメンバーの人イイね!!
この部分だけ、単純じゃない感じがする
んだな〜〜
音階とか紐解くとわかるのかな?
今までの楽しい演出とは、一味違うって
感じなんだ。
この1フレーズで、これは素晴らしい歌って本気で思えた。

きっと思い出に残る卒業ソングって、
こういうのなんだろな。

[Sg/青春フォトグラフ 収録]

桜色舞うころ/中島美嘉

f:id:curva-nord:20210330104548j:plain
素晴らしい歌手だと思う中島美嘉
レビューするのは、大好きな一曲の
『Love Addict』以来かな。

この時期は関東は桜が満開で、我が
郡山市は4月中旬くらいが見頃。

桜にまつわる歌もよくテレビなどで
特集されていて、この歌も久々に聴いて
「やっぱ良い曲だな」と改めて実感
したんだな〜〜

その"桜"を題材にしたバラードだ。
しっとり歌わせたら中島美嘉は最強。
そう本気で思える一曲。

桜を思わせる風景の描写もあるけど、
それを見る人の心情を上手く表してる。
ワイワイした花見じゃなくて、一人で
ゆっくり観る花見ってイメージで、
このコロナ禍の現状とマッチした雰囲気があるね。

この人が、しっとりしたバラード歌うと
日本語の響きって良いなぁ、と思わせて
くれるんだな。

特に好きな部分は、サビで一番声を張る
♪ひとこころには とどまれないと
このメロディーの綺麗さが最高。

これは、なかなか中島美嘉以外が表現
するには難しいんじゃないかなって思う
名曲だ。
それは結構、中島美嘉の他の曲にも
言えるのかもな。

[Sg/桜色舞うころ 収録]