自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

僕は今日も/Vaundy

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このレビューサイトやる上で意識して
るのがあって、
【あまり他のアーティストに例えない】

宇多田ヒカルとかドリカムとか、国民的
な人ならともかく、知らないアーティストに例えられると自分が萎えるから。
(その例えから音楽の幅が広がる事が
あるのも確かだけど)
そんなオレの薄いポリシーなんて無意味
なくらい素晴らしいアルバムなんだ。

このVaundyの1stにあるのはSuchmosだったり、Official髭男dismだったり、RADWIMPSだったり、King Gnuなど
今をときめく人達の要素の良いトコ取り
みたいなアルバムなんだ。
つまり、楽曲毎にアプローチが違う。

それを一人で表現する非凡な才能。

今回紹介する曲は、RADWIMPS
そのまま映画のタイアップで使えそうな
一曲なんだ。

否定と肯定が混ざり合ったような年頃の
主人公の内面と、それを全て歌に託す
力強さを表現している。

サビで少し肯定的になる部分への布石が
尺の長いBメロに詰まっている。
サビより長くて、曲の中で一番幻想的な
メロディーが、このBメロだ。
これがあるからサビが活きてる。

詩人でもあるのか?Vaundyは。
将来が楽しみな十代のアーティストだ。
もっと認知されてくれ。

[AL/storobo 収録]

I Need Your Heart/Hazy Sour Cherry

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別に忘れてたわけじゃないけど、
「オレこんなバンドが好きだったわ」と
再認識させられたんだ。

それがHazy Sour Cherryという、
2018年に下北沢で結成されたバンド

・Jun (Gu)
・Karin (Dr)
・Tsuzumi (Vo)※ジャケットモデルも
・Poppo (Ba)

ボーカルとドラムが女性なんだな。
しかも多分、イギリスのレーベルと
契約している。

やっぱ舌ったらずな女の子が英語で歌う
ガールズバンドが大好きだから、この
バンドはツボだったんだ。

それはTsuzumiの歌い方ね。

一生懸命ながら、どこか脱力感あって
力強さもあり、なんか艶さえ感じる。

このアルバム冒頭の一曲が、それを一番
堪能できたんだ。

全ての楽曲を作詞/作曲してるギターの
Junのセンスと、コーラスも良いね。

ギターポップって感じだから、曲全体を
引っ張ってくれている。

英語の歌もいいけど、他に日本語の曲も
あって、それも最高なんだな〜〜

ガレージっぽいガールズバンドって
沢山いるんだけど、この雰囲気を出せる
バンドはなかなかいない。
これはレコードで欲しい一枚。

すっかり大ファンになったわ。

[AL/Tour De Tokyo 収録]

sweet heart/globe

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高校くらいの時だったかな??

一目惚れ(一聴き惚れ?)したglobeの
一曲を紹介したい。

確かランキング系の音楽番組で知って、
そこではサビのみ抽出したような感じ
ながら、素直に良い曲だなと思った。

それがフルで聴いて確信になった。

当時はどうしてもメロ重視になるけど、
改めて聴くと、サビまでのアプローチが
素晴らしいと気付く。

記憶させたドラムパターンをいじって
リズムトラックにする「ジャングル」
って手法は、小室哲哉の得意技で
それが光るんだけど、オレはAメロから
歌の流れを無視したかのようなシンセが
好きで、心地よい違和感を感じさせて
くれるんだ。
全然邪魔じゃないから凄いね。

あとサビ以外で漂うダーティーさも。

それらを通ってからのサビをドン‼︎
みたいな作りが最高なんだ。

wanna Be A Dreammaker
Sa Yo Na Ra
sweet heart
Perfume of Love

これらビッグヒットしたシングル4曲を
網羅したアルバム買うのが楽しみだったなぁ。

中古あったら、買って来よう。

[AL/Relation 収録]

GALS/DADARAY

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今月にデジタル配信リリースされた
DADARAYの新曲。

なんか新たな側面を見せて来たなって
印象の曲なんだな。

やっぱ鍵盤が2人いるバンドだから、
その音が中心になっていたけれども、
今回はカッティングのギターが前面に
出たファンクサウンドになっている。

それはイントロからわかるし、ボーカル
Reisのハミングを合わせて、そこに
ポップさも付け加えているんだ。

もう歌い出しで、良い曲だなってのが
わかる仕上がりね。

なんか演奏に重きを置いたのかなって
思うから、歌詞は意味をあまり持たせず
言葉遊びと響きの良さを重視したかな。

サビでずっとループされるフレーズ
♪Yesterday ギャルだった
作詞者の川谷絵音は、これを言わせたい
から、この曲を作った感じるさえする。

Reisも、それを単調に歌うんじゃなくて
ノリの良いテイストにして、このワード
の響きを音楽の一部にして歌っている。

新境地、とまでは言わないけれども
バンドの新たなアプローチを見せた
一曲として良かったんじゃないかな。

個人的にはガラケーのMVも好き。

[配信限定/GALS 収録]

moonlight/FANATIC◇CRISIS

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今思えば、解散までカウントダウン
してたような頃のシングル曲。
セールス面では、全く振るわなかった。

いやいや!ファナティック節全開な
一曲だよ、これは!!

とにかく素晴らしいサビのメロディね。

その前にMV見ると、ヴィジュアル系
らしからず、ギターがグレッチだ。
イントロから聴くと良質なギターロック
奏でてる。
そして、ドラム音も抜けてく感じで
好きなスネア音なんだ。
石月努が歌い出すと、ヴィジュアル系
全開になるけどね。

上記の通り、やっぱこの曲はサビだ。
作詞/作曲した石月努節が炸裂してる。

曲名にもなっている「moonlight」の
多段活用が活きているんだ。

一つのサビ中に、音程を少し変えた
ムーンライトってワードを入れていて、
それが変則的なサビを形成している。

変則的って表現しても、耳残りが良い
のが、石月努の手腕なんだろな。

そして、ギターソロ終わりのサビでは
「ムーンライト」ってパワーワード
敢えてか一回も使わない。
すごい曲だなぁと思ったな。

ヴィジュアル系が苦手だって人こそ、
偏見に捉われず、このメロディーに
注視して聴いてみてほしい一曲。

[AL/The Best of FANATIC◇CRISIS
Single Collection 02 収録]

抱き寄せ 高まる 君の体温と共に/WANDS

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現在活動中のWANDSは、第5期。

一般的に認識されているWANDSは、
上杉昇さんボーカルの第2期で、一部の
ファンは、第2期以外WANDSとして
認めない‼︎みたいな感じな人さえいる。

自分も上杉さん好きだし、その時代に
WANDS好きになったから、わからなくもないけど、オレは完全に現在の新生
WANDSを支持しているよ。

とにかく、新ボーカル上原大史の
"歌えるイケメンさ"ね。
一体どこで見つけて来たん??

どうしても上杉さんのイメージが先行
する中で、それを払拭せずに肯定しつつも、自分の色をしっかり出して、令和の
WANDS像を見せてくれている。

この曲の作曲は、ギターの柴崎浩さん。
第2期時とビジュアル変わってない…

肝心の楽曲なんだけど、サビ歌い出しで
往年のWANDSを良く継承したような
ポップソングになっている。

この歌い出しに全て集約されている。
サビのメロディーを引き立たせるために
他に形成される部分があると言っても
過言じゃないと思う。

CD売れまくった90年代のJ-POPへの
敬意も感じる。

「あぁ、これがWANDSだな」

[Sg/抱き寄せ 高まる 君の体温と共に
収録]

未知なる道/gulff

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Yahoo!知恵袋』の凄さで知った曲。

20年近く前、UNIQLO店内の有線は
基本洋楽だった。

ただ独自の有線使ってて、ごく稀に邦楽
が流れることがあって、それがすごく
良き選曲だった。
担当者いい仕事するなと思ってた。

・雨上がり/レミオロメン
・メロディーフラッグ/BUMP OF CHICKEN
・上海ハニー/ORANGE RANGE

などなどは、UNIQLO有線で知れた。
特にレミオロメンORANGE RANGE
売れる前から流れていた。

そして今回紹介する一曲も、これらの
曲群のように流れていたんだけど、
いかんせんバンド名がわからない…

そこで歌詞だけ一部覚えておいて、
ダメ元でYahoo!知恵袋で質問したら、
『gulff』というバンドの曲だと知れた。

沖縄の宮古島出身なんだけど、この曲に
限っては"沖縄感"は無く、ストレートな
アプローチのロックなんだ。

ギターのアルペジオとコーラスの使い分けが良くて、演奏で上手く抑揚を
付けている。

サビでは、みんなで合唱できるような
キャッチーなメロディーが良い。

そして最後に、新たなメロ持って来て
「アゲイン‼︎」と力強く歌う部分が
一番印象に残った。良い曲だなと。

それとインディーズ盤らしく、なんか
家のパソコンでプリントしたような
ジャケットも好きだ。

[AL/The Message LP 収録]