自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

Book Mark/HOLiDAYS


たまに聴きたくなるガールズバンドの
ホリデイズ。
95年結成で、峯田和伸が学生時代から
好きだったという話があった。そして
GOING STEADYとのスプリットをリリース
して日の目を見たバンド。
自分もそのCDで知ったクチ。

なんかね、正直このバンドは拙い演奏で
ブロークンイングリッシュな歌なんだけど、
ホリデイズにしか出せない"味"がある。
だから、ずっと好きなバンドなんだ。

疾走感あるパンクバンドなんだけど、
今回紹介するような落ち着いた感じの曲も
すごく良いんだな。

低くしゃがれた声のボーカル、黒沢晶
(女の子にこれ命名した親もパンク)
は一見バラード向きじゃない声質かも
しれないけど、なんかしっくり来るんだ。

上記で述べたブロークンイングリッシュ
だから、余計にしっかり歌う様が良く聞こえるのかもしれないな。

途中ハワイアンっぽいギターソロに移行する
部分あるんだけど、普通陽気になるような
音なのに、そこでも曲の世界観を崩さない
落ち着いた様相なんだな。
ここをその音にするあたりセンス感じる。

もう解散して結構経つけど大好きホリデイズ‼︎

[AL/Opening Address 収録]

Book Mark

Book Mark

  • HOLiDAYS
  • J-Pop
  • ¥250

今日からスタート/KONCOS


この音楽レビューサイトを始めて初の試み。
【好きだから、もう一回レビュー】

過去にやったのを忘れて2回レビューする
事はあれど、意図的にもう一回レビューする
のは最初で最後だと思う。

どうしても自分が好きなこの卒業シーズンに
聴きたい、というか見たい動画なんだもん。

The Zombies『This Will Be Our Year』
を日本語カバーしたコンコス。

それをどこかの小学校の卒業式にて児童達が
みんなで歌っている動画が大好きで、定期的に
見ているんだ。
伴奏には実際にコンコスの2人を呼んでる。
きっと先生にファンがいるんだろうな。
そのオファーを快諾したコンコスやるね!

それがこの卒業シーズンに見ると余計に
グッときてしまう。

卒業式に『今日からスタート』って邦題が
合うし、子供達が楽しそうなんだな。

この雰囲気だけは中学生以上には出せない。
小学生ならではなんじゃないかな。
しめやかな卒業式より楽しそうだ!!

この子供達が大人になって自慢出来るくらい
もっとコンコスは大きくならないと。

[AL/街十色 収録]
原曲 -The Zombies-

KONCOS ver.

小学生とコンコス

CHANDELIER/Sia


売れっ子音楽プロデューサー蔦屋好位置が
テレビ番組で激プッシュしてた曲があり、
それを聴いたら、本当に衝撃的だった。

まだ今年始まって2ヶ月ちょいだけど、
単曲なら自分の中でNo.1ソングと言える。
(リリースは2014年だけどw)

Sia(シーア)はオーストラリアの歌手で、
作詞作曲も手掛けてるから、シンガーソングライターになるのかな。

蔦屋好位置も言ってたが、この曲最大の
特徴は《高音》である。
そこに自分も一番の衝撃を受けた。

サビ終わりの「♪CHANDELIR〜〜」の部分。
ここでものすごい高音域な歌声を披露して
くれるんだけど、ファルセットと地声を
サビの度に使い分けているのだ。

その声域の凄さもさることながら、とにかく
音が綺麗で儚い。
何て言えばいいんだろう…芸術的なんだ。

そこまでのアプローチも秀逸で、1回目の
サビ終わりから、少しラップ調になる部分
あるけど、そこでトラックにストリングスを
入れて厳かな雰囲気を出している。

とにかく無駄のない構成に脱帽だな。

錦織圭も入場曲に使用してるみたいだ。

MVのダンスに惑わされずに、視覚じゃなく
聴覚で聴いてほしい一曲。
FUJI ROCKで来日だい!!

[Sg/CHANDELIR 収録]

FLASH BACK/NOB


前日に引き続き、メロコアバンドNOBの
楽曲をレビューしたい。

フルアルバム『colors』がすごく良かった
から、前作を漁って買ったミニアルバム。

過去に遡る形で聴いたから、その変わりよう
に驚いた記憶がある。

別に音楽的な趣向は変わってないのだけれど、
曲というか演奏に対するアプローチが
全く違うのだ。

最新作として遺作となった『colors』は、
割とシンプルなアレンジでメロディーの
良さを最大限に活かしてたけれど、この
ミニアルバムは演奏に"溜め"があったり、
一筋縄ではいかない凝ったアレンジを
している。

クレジット見たらドラマーだけ別の人らしく、
その影響なのかは定かではない。

ただ、どっちもNOBだしカッコいいんだ。

特に今回紹介する曲は、ギターが縦横無尽に
駆け回って全体を引っ張っていて、そこに
アクセントを付けるようにベースが顔を出す。

このイントロでのギターリフを肝にして、
この曲は作られたんじゃないかな?

演奏を"抜く"タイミングが上手い。

疾走感というよりは、ドシっと構えた
貫禄を感じる一曲だ。

そして事故死してしまったボーカルに
向けて歌われたHawaiian6の追悼曲
I BELIEVE/Hawaiian6 - 自己満的音楽生活ノススメも合わせてどうぞ。

[mini AL/TO THE WINDING ROAD 収録]

FLASH BACK

FLASH BACK

  • NoB
  • ロック
  • ¥150

Harmony of Heart/NOB


メロコア=メロディック・ハードコア
なんだけど、特に《メロディック》の部分に
特化したバンドだなと思えたバンドのNOB

・KAMADA(Vo.Ba)
・TETSUYA(Gu&Vo)
・KENTA(Dr)

からなるスリーピースバンド。

ボーカル鎌田真輔がツアー中の事故により
逝去してしまい解散した。
悔しくも、我が地元の郡山市でのライブ後の
ことだったから、余計に悲しかった。

湿っぽい前置きよりも、曲の素晴らしさね!
これを紹介しないとな。

上記の通りに、メロディーが完璧。
このソングライティングの才能こそNOBの
全てだったんじゃないかと思う。

もう始まりからクライマックスな感じで
美メロを畳み掛けてくる。

このバンドを堪能するなら、まずこの一曲
なんじゃないかなと思った。

特段に歌声が綺麗なわけじゃないのに、
ここまで繊細に思えるのは鎌田真輔の魅力か。
間奏前にはデスボイスというよりは、
雄叫びに違いようなやつを挟んで、
陰と陽を表現している。(でも陽が強め)

このアルバム気に入って、前作のミニアルバム
買ったけど、曲作りのアプローチが全く
違って面白かったから、明日レビューしよ!

[AL/colors 収録]

音色-2019 ver.-/KREVA


KICK THE CAN CREW時代には正直あまり
興味無かったけど、ソロになってのKREVA
良かった。

フリースタイルのラップバトルである
B-BOY PARK』にて1999-2001年まで
三連覇するほど類い稀なスキルはソロでより
堪能できるようになった。

特にこのソロデビュー2004年『音色』が
ものすごく好きだった。

それはメロディーの綺麗さが際立っていて、
こんな一面もあったのかと。

その『音色』の15周年を記念し、今年1月に
2019年ver.として再録され発表された。
それがメッチャ良かった。

一番の違いは、トラックがバンドサウンド
なっている点だろう。

このイントロの浮遊感はバンドならではの
表現なんじゃないかな。
ものすごく大人な仕上がりと言えるね。

♪愛してんぜ 音色〜この冒頭の入りの部分と
サビ始めの♪愛してんぜ 音色〜の部分が
同じメロディーなんだな。

そんな曲これしか知らないな。
個人的には、かなり斬新だと思ってる。

そして、ただイギリスの街を歩ってるだけ
なのに、ものすごく様になるKREVA
やっぱカッコいいや。

[配信限定/音色-2019 ver.- 収録]

心のノート/日野市立七生緑小学校合唱団


自分は、この3月上旬の卒業式シーズンが
大好きなんだな。
中学の卒業式後のホームルームなんて、
完全に泣いたし。

そんなシーズンにピッタリな曲といえば、
別れの曲(ショパン)と合唱曲だろう。

別れの曲

別れの曲

  • イディル・ビレット
  • クラシック
  • ¥150

アニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』を
ふと見ていて流れてきたエンディング曲が
合唱曲だったんだな。どストライクだった。

合唱フェチと言っても過言じゃないから、
調べてみたら、作詞/作曲は岡崎体育
編曲が音楽プロデューサー本間昭光

今回の曲に関して岡崎体育はこう言ってた。
「この曲を今の子供たちが聴いて歌って、大切な気持ちを感じ取ってくれたら、僕は一端の音楽家として後世に何かを残せたことになるのでしょうか。そうであるといいなと思います。世界中のこどもたちに届きますように」

アーティストって絵画でも歌でも、未来に遺せるって仕事だから良いな。

そしてこれを歌うのは小学生の合唱部で
『日野市立七生緑小学校合唱団(東京)』
なんか小学校の合唱コンクールで6年連続で
日本一(金賞)に君臨してる学校らしい。
そうなると児童より引率する先生が凄いわ。

さすが日本一だけあってか、綺麗な旋律に
鳥肌が立つ出来栄え。

小学生ながら努力の賜物に頭が下がります。

[配信限定/心のノート 収録]