自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

Love Is Over/chelmico


フィメールラッパー2人組chelmicoが好きで
たまらない!!

なんか音楽…というかクラブ寄りのHOUSEやHIP-HOPって、その中で小分類に
いろんなジャンルあるなって感じるんだけどchelmicoが提供してくれるPOPなHIP-HOPってのは万人ウケしそうで好きなんだな。

RIP SLYMEが活動休止した今、彼らを一番
継承してるのはchelmicoなんじゃないかな。

アルバムはインディーズから一枚。
そして今年リリースのメジャーから一枚
発表してるけど、その2枚の最後のトラックに共通して入ってる楽曲がある。

それが今回紹介する『Love Is Over』
(もちろんバージョンは変えてる)

彼女たち曰く、この曲を生み出した時は
本当に自信があったらしい。

作詞/作曲はchelmicoの2人で、作曲/編曲に
三毛猫ホームレスという音楽ユニットが
参加している。

サビではよりPOPに。
各バースではよりテンポよく。

それがどの曲よりも顕著で、RIP SLYME
系譜を引くと表現した所以である。

とくにやっぱRachelパートの、
♪埃まみれスノードーム
ゴールが見えない 不毛トーク

ってトコが刺さったね。

こうなったらいつか出るだろう3rdにも、
この曲入れて欲しい。

[AL/chelmico 収録]

ビールとプリン/レミオロメン


なんかのテレビで『歌詞とメロディーどっちを重視する?』みたいな討論会やってて、自分はメロディー派としてその番組を見ていた。

そんな自分でも、歌詞に共鳴する時はある。

今回紹介するレミオロメン初期の名曲もそう。

まず星野源に代表されるような、日常を
切り取ったような素朴で身近な等身大の歌詞が、なんか抵抗なく耳に入ってきて好きなんだけど、この曲もそんな感じなんだな。

新婚夫婦っぽい二人が主人公で、君(妻)が
ご飯を作ってくれてる間に、僕は自転車に
乗ってビールとプリンを寒空の下、
コンビニで買って来るって話。

この曲のテーマはサビの歌詞に凝縮されてる。

♪僕らはいつまでも 些細な争いを出来るだろうか?
旅立つ日が来るならば せめてこの時間よ
止まれとは言わないよ ゆっくり進め

歌詞に着目したけど、それを引き立てる
珠玉のメロディーがこの歌にはある。

単調な演奏でもこの曲は全然成り立つけど、
2番からのギターにカッティングを入れる
あたりにロックバンドとしての矜持がある。

最初、曲名見た時「ビールとそれに含まれる
プリン体?」って思ったが、全然違った。

[AL/朝顔 収録]

Archive LP/ION AUDIO


今回はちと番外編。
毎年11月のレコードストアデイを記念した
《通販的音楽生活ノススメ》

自分のレコードライフを開花させてくれた
商品を紹介したい。
(とは言え、まだまだCD派だけど)

それがこのスピーカー付レコードプレーヤー
『Archive LP』シリーズである。

新しく何か始める時は、見た目から入るってのをモットーにしてる自分だから、この天然木に一目惚れしたんだ。
こんなん部屋にあったら素敵やん‼︎

自分みたいなレコード初心者にピッタリね。
とにかく再生までが簡易的で好きだ。

元々ポータブルレコードプレーヤーしかなかったから、それに比べれば音質もいいしUSBポートからPCにデジタル出力も出来る。

RCA端子から任意のスピーカーに接続も可能。

後継機のダストカバー付きのやつだと、見た目は落ちるが、埃の心配が無いのとイヤフォンジャックが付く。
さらにBluetooth対応機もあるね。
機能性を取るか、見た目重視か。

往年のレコードフリークは無視でいい。
なんとなく敷居の高かったレコードをより
身近にしようと意図を感じる商品。

コレが¥7,000前後で買えるんですよ奥さん‼︎

アイの実/MINMI


日本の音楽業界においてCD売上ってのは
年々減少傾向にあるのは周知の事実だけど、
実はアナログレコードの売上枚数は右肩上がりなのだ。

それに一役買ったのは、毎年11月に開催されてる『レコードストアデイ』だろう。

その11月3日に合わせて各アーティストがレコードをリリースされていて、今回自分が買ったのはMetaphorical Music/Nujabes(2LP)と今回紹介する7inch e.pだ。

以前レビューした四季ノ唄/MINMI - 自己満的音楽生活ノススメ目当てで買ったレコードだったけど、A面で収録されていたこの曲がすごく良かった。
レコードで聴くと、より良く感じるね。

ミディアムテンポのレゲエチューンなんだけど、シンプルですごくジャマイカの音楽へのリスペクトを感じた。
終始コーラスが入ってくるんだけど、曲に
深みをもたらしている。
これがMINMIじゃない人なんだな。

"Doctor Bird"という鳥が主人公となった
物語で、成長しアイの実を運ぶ鳥となる。

そんなストーリー仕立てのハートフルな
楽曲の最後に彩るのが、子供達のコーラスだ。
それがものすごくマッチしていた。

そんな夏を彷彿とさせてくれる一曲。
しかしジャケットが簡素だな。

[e.p/アイの実・四季ノ唄 収録]

きっとね!/中村佳穂


Spotfiyで知ったアーティスト中村佳穂。

京都出身のシンガーソングライターで、
2016年にはFUJI ROCKに出演したり、
いろんなアーティストと共演し、勢い増して、今月2枚目のアルバムを発表する。

しかもSPACE SHOWER MUSIC内で自主レーベル『AINOU』を立ち上げて、そこからリリースするようだ。

このSPACE SHOWER MUSICは信頼できる
レーベルだと断言できるし、ここから出る
音源は本当に良作ばかりだ‼︎

そのリード曲を今回紹介したい。

2歳からやっているというピアノが前面に
来るんだけど、演奏はどこかネオソウルを
意識したような仕上がり。
そのままサビでそれを爆発させるように、
昇華させている。

しっかりPOPさを追求してるから、初めての人でも聴きやすいんだな。

なんかこういうの聴くと、やっぱ好きな音楽
に対しては貪欲にアンテナ張っておかないとなと思う。

なんか大きなタイアップでもいいから、
いろんな人に聴いてほしい。

そして売れてほしい。
素直にそう思えるアーティストだ。

[AL/AINOU 収録]

青葉城恋唄/さとう宗幸


青葉城(仙台城)の青葉区がある仙台市民は
もとより、宮城県民で知らない人がいない歌。
さとう宗幸の代名詞的な一曲である。

何年か前に仙台で『人志松本のすべらない話in仙台』ってイベントがあって、それに行った事がある。
(DVD映像とパッケージに映った自分)

そこでのオープニングで出て来たのが、
さとう宗幸だったのだ。
拍手喝采で歌うのはモチロン、青葉城恋唄

しっかりフル尺で歌い上げたんだけど、
ものすごくビブラートが効いていた。
いや、効きまくっていた。

「バラエティの収録だから、誇張して歌ったのかな?」って思ったけど、あれで平常運転らしいw
恐るべし、さとう宗幸!!

とは言え、ビブラートに耳が行きがちだけど、
ものすごく綺麗で繊細なメロディーなんだな。

フレーズの節々に『仙台愛』を感じるね。
正直、生で聴けて得した気分になった。

仙台市のキャッチフレーズである《杜の都
はこの歌の歌詞から引用されて、そのまま
定着したらしい。

こういう形でも自分の楽曲が残っていくのは
嬉しい限りだろな。

作詞は他の人だけど。。

[e.p/青葉城恋唄 収録]

FUNKASTIC/RIP SLYME


キャリア20年を誇るリップスライムが、
解散するらしい。

昨年夏のSU不倫が発端かもしれないけど、
その要因は他にもあったのかもね。

個人的にDJ FUMIYAの類い稀な才能と、
ラッパーとしてだけではなくシンガーとしてもPESは素晴らしいと思うから、特にこの二人にはどっかで音楽はやってほしい。
特にDJ FUMIYAのMix CDは凄く良かったから、いつかレビューしたい。

リップスライムで一番好きな曲は前にも
レビューしたコレ→ SPEED KING/RIP SLYME - 自己満的音楽生活ノススメ
なんだけど、初めにリップスライムを好きになったキッカケは今回紹介する曲だ。

最初聞いた時「カッコいい音楽やってる」と
思ったし、なんか2000年初頭で最先端の音楽なんだろなとも思えた一曲。

『FUNK』をテーマしてるから、とにかく
軽快でアップテンポなんだな。
(ちなみにFUNKASTICは造語)

まず印象的なイントロは『Music Pleeze』という曲をサンプリングしている↓↓

それとMC陣ではやっぱILMARIの入り方が
カッコいいんだな。

とにかく勢いを感じさせてくれた一曲だ。

解散したとしても、なんか数年後には再結成しそうだ。
そう勝手に思っている。

[Sg/FUNKASTIC 収録]