自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

Last Battle from, Romancing SaGa3/伊藤賢治


聞き流されされてくゲーム内の音楽。

それを打ち破ったのは、伊藤賢治だろう。

スーパーファミコンRomancing SaGa
シリーズのBGMを手掛けた人物である。

イムリーではない30才くらいの時に、初めてRomancing SaGa3をプレイした。
通称"ロマサガ3"ね。

そこでのゲーム内容以前に、バトルシーンの
音楽がとてつもなく良かった。

戦いストップして、音楽聴きこんだくらい。
ザコ敵・ボス・ラストバトルどれも最高。

そこで調べて初めて伊藤賢治という作曲家を知った。

この人の音楽はゲームファンに『イトケン節』と評されているらしい。

とは言え、スーファミレベルの音源だ。

そんな中、伊藤賢治が手掛けたロマサガ
楽曲をリアレンジしたアルバムがリリースされる事を知り、即購入。

今回紹介する曲は、そのCDでロマサガ3の
ラストバトルBGMをフルバンドにて、
リアレンジしている。

マジで鳥肌が立った。

フュージョン的なギターなんだけど、
ものすごく技術があって重厚なんだな。

しかしメインはやはりメロディーを引っ張る
シンセだろう。どことなく切なさがある。

ここでは編曲家としての伊藤賢治のスキルを
堪能できるね。

伊藤賢治+ロマサガ=哀愁

そんな図式が成り立つ。

今回紹介する曲は、格闘技の入場シーンで
使ったら、ものすごくカッコいいと思うな。

ゲーム『パスドラ』創成期に、テレビCMを
見て、スマホゲームに興味なかったけど、そのCMのBGMが、なんとなく耳に残り気になった。

調べたら、伊藤賢治の仕事だった。さすが‼︎

[AL/Re:Birth Ⅱ Romancing SaGa
バトルアレンジ 収録]

ONE OUT OF TWO feat.IRFANE/Break Bot


フランスを飛び出して、ワールドクラスとなったエレクトロデュオJUSTICEにハマって、そこからその界隈のアーティストを漁るようになった2012年。

そのJUSTICEを擁するフランスのエレクトロ
レーベル"Ed Banger Records"からデビュー
したのがBreak Botだ。

ディボルト・バーランドという人の、
ソロプロジェクトである。

長身で髭面の容姿からキリストに似てるとされ
《ディスコ・ジーザス》との異名を持つ。

リード曲『BABY I'M YOURS』聴いて、
一発で好きになった。

Baby I'm Yours (feat. Irfane)

Baby I'm Yours (feat. Irfane)

  • ブレイクボット
  • エレクトロニック
  • ¥200
それと同じ男性シンガーIRFANE(OUTLINE)が
歌う今回紹介する曲が本当にツボだった。

エレクトロやヒップホップを通過した
フレンチ・ディスコチューン。

ロックテイストは薄めで、80年代ディスコを
彷彿とさせる仕上がりだけど、古臭さは無く、
それを現代版に昇華させたような一曲。

ただのダンスミュージックだったら、そこまでツボらないと思うけど、やはりしっかりしたメロディーが際立っていて、自分好みなんだな〜

板チョコをモチーフとしたジャケットも
面白いね。

2nd ALもリリースされてるみたいだから、
今度チェックせねば!!

[AL/By Your Side 収録]

feel my soul/YUI


初めてこの曲を聴いた時は、すごい人が
現れたなと思った。

言わずと知れたYUIのメジャーデビュー
シングル。もう13年前の話。

竹内結子主演『不機嫌なジーン』って
ドラマを見てて、エンディングでこの曲を
初めて聞いた。

声もそうだけど、曲構成がすごく好きで、
「これ誰の歌⁈」とスタッフロールをガン見した記憶あるな。

知れば彼女は17才のシンガーソングライター。

噓みたいな才能だなと思った。

そこから『CHE.R.RY』で不動の地位を
確立していった。

今回紹介する曲の話に戻ると、最初しっとり
させて入ってきて、サビで一気にハネる。

そんな珍しいパターンではないけど、サビ
終わりの英語詞部分の、You're rightを連呼する部分がとてつもなく好きだった。

すごくメロディーに丁寧さを感じる。

これを自分で作ったってトコに惹かれたな。

ルックス・声・曲作り、、、
こりゃ売れない訳がない。

たまに聴きなくなる一曲だから、BOOK OFFで
初期衝動の詰まった1st ALを購入。

デビュー当時のキャッチコピー
『天使の琴声 17才シンガーソングライター』

そんな彼女も、もう30才かぁ。

[AL/FROM ME TO YOU 収録]

砂の塔/THE YELLOW MONKEY


2004年から活動休止期間を経て、2016年に
15年振りでシングルをリリースしたイエモン

菅野美穂主演ドラマ『砂の塔 知りすぎた隣人』
テーマ曲で、同名曲である。

タワーマンションが舞台で、裕福な高層階と、下層階の人達の差別やヒエラルキーが存在してて、そこから事件が発生していく面白いドラマだった。

その内容と、この曲の歌詞がバチッとリンクしてくるんだな。

きっとドラマを参考に作られた歌詞だと思う。

それとやはりメロディーだ。

曲調だけで「あぁ吉井和哉の曲だな」
って一発でわかる。

やっぱイエモンといえば、妖艶さのある
謡曲テイストってのに定評のあるバンド。
ドロっとした中毒性のある楽曲。

そんなイエモンらしさが凝縮されてる曲。

やっぱ大人なバンドだから、ストリングスが
本当に合うね。

途中、ベースソロからギターソロに流れる
トコあるけど、そこから落ちサビに行かずに、新たなメロディーを経由し、満を持してサビに持っていく。

ここに吉井和哉節を見た気がする。

このシングルの初回盤のみ、ボーナストラックとしてライブ音源が12曲も入っていてお得。

[Sg/砂の塔 収録]

場末/DADARAY


遅まきながら、ゲスの極み乙女。川谷絵音
才能に気づいてしまった自分。

相変わらず中性的な声は苦手なんだけど、
やはり音楽的センスは抜群だった。

そんな折に、辿り着いたのがDADARAYというバンド。

川谷絵音が楽曲提供している。

メンバーは、

・休日課長 (Bass)ゲスの極み乙女。
・REIS (Vo,Keyboard)
・えつこ (Keyboard,Vo)

サポートに、川谷絵音も在籍している
indigo la Endのギタリストとドラムも参加している。

DADARAYは2017年にインディーズデビュー
してミニアルバム3枚リリースして、
満を持してメジャーレーベルからフルアルバムを2017年12月にドロップした。

そのアルバムが今年買ったCDでNo.1にしたいくらいに良かった。

ミニアルバム3枚から選りすぐった、今の
ベストアルバム的な要素がある。

リード曲『少しでいいから殴らせて』を
聴いて一発で好きになったんだけど、それから今回紹介する曲『場末』の流れがすごく良かったんだな。

こもったような音のオルガンとピアノの音が
印象的なイントロから、ミドルテンポの曲が始まる。

メインボーカルREISの高音域の声と、
どこか歌謡曲テイストのある楽曲が合うね。

間奏からジャズの要素もあったり。

このREISの声に魅了された。
ジャケットのアップでも耐えうるルックス
もあって、鍵盤も出来て歌も上手い。

文句なしだね。

[AL/DADASTATION 収録]

永遠ブルー/MAKE-UP


自分が小学校時代のテレビアニメといえば、
ドラゴンボールZと聖闘士星矢だった。

どっちも大好きだったけど、エンディングテーマってだけなら、断然後者の方が好きだった。

当時は、ビデオデッキとか録画機器なんて
無いから、この曲を聴くと「あぁ終わりかぁ」
と残念に思ったのを思い出す。

その時は歌ってるアーティストにまで触手を伸ばすことはなかったけど、改めて調べるとMAKE-UPというバンドだった。

ちなみに有名なオープニングである
ペガサス幻想」も彼らの曲だ。

正直名前聞いたことないから、聖闘士星矢の曲にだけ結成されたバンドかと思ったらそうではなく、他にもちゃんとCD出してたアーティストだった。

活動期間が1983〜1987年と短く、今回紹介する曲も86年リリースらしいから、お茶の間に認知されてすぐ解散してしまったらしい。

♪きらめく星座が お前を呼んでる
それは 選ばれた〜 戦士の証

この、三段階に低音になっていく「た〜」
の部分に、ものすごく魅了されたんだな。

そしてキーが高くなる最後のサビの部分ね。

そこの「ブルー」の歌詞で主人公の星矢が
振り向くんだな〜〜

なんかそこに哀愁を感じずにはいられない。

正に、THE エンディング曲!!

[AL/聖闘士星矢 主題歌&BEST 収録]

Brand New Kicks/MATiAS TELLEZ


掛け値無しに『天才』そして名盤。

初めてマティアス・テレスのアルバムを
聴いた時の感想だ。

このアルバムとアーティストを強めに
オススメしたい。

ノルウェーはベルゲン出身の、
シンガーソングライター。

やはりベルゲン地方は良質な音楽を
多く輩出するね。

まず曲を紹介する前に、この1st ALの
クオリティーを語りたい。

アルバム全体の完成度が、自分の知るオリジナルアルバムの中で随一と言っていいほど高い。

捨て曲なんてもちろん無いし、多岐に渡る
ジャンルの曲が、聴いてて飽きさせない。

パンク寄りな曲もあれば、クラブ寄りな曲も
ある。今回紹介する曲は後者かな。

とにかくイントロのギターで、もう最高‼︎

要所に出てくるこのギターフレーズが
頭から離れない。

変態的なギターと表現できるし、
踊れるロックの典型とも言えよう。

もう一つあるのは、素直な遊び心が楽曲に
散りばめられている点だ。

本当に感性で音楽をやってるんだろなぁと
思った。『天才』と表現した所以だ。

この曲聴いてピンときたら、この名盤を買うことを勧めるね。

(Amazonで¥1だしw)

それだけ自信ある一枚。

このアルバムを一通り聴いた後に教えたい。

「このアルバム作った時、彼はまだ18才」

[AL/TAMiAS MELLEZ 収録]